【空動扇 主要納入実績】
- ●クボタアグリサービス(株)
- ●(株)関東甲信クボタ
- ●(株)中四国クボタ
- ●全農(各単協)
- ●日建リース工業(株)
- ●イワタニアグリグリーン(株)
- ●カゴメ(株)
- ●(株)カインズ
- ●シーアイマテックス(株)
- ●シーアイアグロ(株)
- ●(株)サンホープ
- ●(株)昭光通商アグリ
- ●紀伊産業(株)
- ●(株)NTTファシリティーズ
- ●(大)宇都宮大学農学部
- ●株式会社みすず工房
自然換気機能
空動扇の機能
ビニールハウス内の温度が上昇すると、空動扇に設置されている弁が動作し換気口を自動で(無動力状態)開いて外部の空気を流入させます。外部から流入した空気がビニールハウスの中の空気と対流しながら暑くなった空気は外部に抜け出し、ハウスの中の温度を徐々に下げてくれます。
■換気扇上部ベンチュレイトは風力とハウス内対流現象によって、ハウス内部
の熱い空気を外へ排出させます。
■本体下部にある形状記憶スプリングが温度変化によって膨張または縮小する
ことで、換気弁を自動で開閉しその動作を反復します。
■本体最下部(形状記憶スプリングと連動)には温度調節ノズルがついていて
0度から約40℃までの温度調節が可能です。
上記の作業を電源なしの無動力でやってくれる換気扇
それが 『空動扇』
換気の重要性について
一般に農業施設で行われる換気の目的とは、温度調節、湿度調節、および新鮮外気の供給です。栽培施設においても同様、室内気温と湿度を出来る限り設定値に近づけ、また新鮮外気により室内において光合成で不足するCO2を導入します。
合わせて換気による室内空気の流動化を促し、作物群落内および作物体のガス交換を促進します。
空動扇の最重要目的とは、ハウス内に気流を作り、より露地栽培(自然栽培)に近い環境を実現することです。
栽培施設(グリーンハウス)の課題
■気流(ハウス内の空気移動)
温室内の空気の動きは当然室外に比べて小さいです。室内の空気の流れは室外風速、内外気温差に起因する自然対流や、換気量などにより影響を受けますが、施設栽培では半閉鎖型で空気環境に不均一が生じます。このことにより生産作物にも影響し生理的障害などに発展する恐れがあります。
■ガス環境調節
肥料成分等土壌中で行われ発生するアンモニアガスをはじめエチレンガスは作物の成長作用を抑制します。
また土壌中の酸素濃度低下に伴う二酸化炭素濃度の上昇や二酸化炭素欠乏も作物の成長を抑制する事が知られています。
空動扇による課題克服の可能性
■気流(ハウス内の空気移動)
温度上昇に伴い開始された換気は温まった施設内の空気を外部に押し出し、かわって施設内のあらゆる隙間から新鮮な空気を導入します。施設内には気流が発生し空気が混合されます。ビニールを大きく開けて一気に外気と触れさせる一般的な換気と違って作物へストレスをかけません。
■ガス環境調節
温室内だけで空気を移動させる方法は温度ムラへの解消法とすれば効果的ですが、根圏でのガス環境や作物体のガス交換にはなりません。内部で発生した不必要なガスは外部に放出し新鮮な空気を取り込む換気ならではの効果が期待できます。